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お酒が大好きなサラリーマンです。 その分健康に気をつけるようにしています。 アウトドアの運動と食生活とストレスを溜めない生活、好きな読書して、人生楽しくしています。

キングコング西野さんの「新・魔法のコンパス」という本を読んでみました

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先日、本屋さんで面白そうな本を見ていたところ、お笑いのキングコングの西野、梶原コンビの西野さんが書いた本を見つけました。

元々、お笑いが好きで、お笑いライブで観たこともあるので知っていました。

西野さんと言えば、お笑いの他に絵本作家という活動をしていて、何度かその絵も見た事ありますが、繊細でファンタジックな絵を描く人で、才能があるんだな。という印象を持っていました。

本を読んでみると、彼の考え方、今の時代の変化に合った生き方、世の中の本質を見抜いている眼など、なるほど。という感じを受け、新幹線の移動時間で一気に読み切ってしまいました。

西野さんの活動としては、そもそも芸人だと思いますが、絵本を描くことと、更にオンラインサロンを運営しているとのことです。

オンラインの活動をしているというのは初めて知りました。

本の全体を通しては、常に変化に対応して、挑戦をして進んでいこうという気持ちが現れているように感じました。

本を読むと、最初にお金に対する考え方の話が出てきます。挑戦を続けて行くために必要な物がお金という事のようです。

お金は、人に提供した労働量の見返りではなくて、人にどれだけ価値を与えて、その見返りを受けたかということです。

おむすびの例が出ていましたが、お腹いっぱいの人におむすびを売ろうとしても売れないが、腹ペコで死にそうな人には、1000円でも売れる。ということ。

また、人は、お金の事を=我慢して我慢して得られる物と思い込んでいる。

言い換えると、楽せずに労働量を増やして稼げというマインドに陥っているのではないかと言うことです。

実際は、労働の量ではなくて、与えた価値が収入を決めるという事だと思います。

この辺のところは、成功した実業家が書いた本には、共通の意見になっていると思いますした。

次に、収入の増やし方について書かれていて、収入が高い人と低い人の違いは何か?

それは、「希少価値」であるということ。

では、希少価値を上げるには?

「1万時間の法則」というのがあって、1つの分野に1万時間費やせば、100人に一人の人材になれる。という事です。一万時間というと、毎日9時間頑張って、3年位という事が書かれていました。お笑いを3年間毎日9時間稽古すると、100人に一人の希少価値になるという事です。

ただ、お笑い界で、そこそこ出てきている人達は100人に一人のレベルに達しているので、そこで勝ち上がるのは極めて難しいということです。

それではどうやって効率よく希少価値を上げるかというと、別の分野でも、1万時間を費やして、100人に一人の存在になる。

西野さんの場合だと、お笑い100人に一人×絵本100人に一人で、1万人に一人の価値が上がるという事を言っています。

勿論、他の職業で、タクシーの運転手が英会話講師をして、移動中に英会話レッスンができれば、希少価値が上がるなど。

更に、西野さんの場合、オンラインサロンオーナーで、西野エンタメ研究所というのを運営することで、更に100人に一人を掛け合わせて、100万人に一人になっていると書いてありました。

ここから、出版やデザインなどの沢山のオファーがやって来ると言っています。

自分の様なサラリーマンが、応用できるか考えた時、1万時間という時間のかけ方が気になります。通常の仕事を少なくとも8時間程度やっているので、別途、3時間やったとしても、9年位かかるでしょうか?

通常、職業を持っている人は、ある程度、働いていれば、それ自体で、営業や経理や企画業務、SE、技術開発などの柱となる希少価値を持つことになると思いますが、その仕事を持ちながら、仕事の分野とは離れた希少価値を作るべきと言っているようです。

ここで、最初から新しい事を始める必要はなないと思っていて、今まで好きで、既に時間を費やしてきている事に対して、希少価値を作っていく事が現実的な話だと思いました。

自分の場合を考えると、IT業界での営業スキルの希少価値。健康関連エクササイズ栄養管理での希少価値。英会話好き旅行好きの希少価値。などが浮かびます。

まだまだ、時間投入が必要かも知れませんが、それなりに好きでやっていることなので、一定の希少価値を作って掛け合わせてやれば何らかの変化があるのではないかと、西野さんの本を読んで思いました。

その他、集客の仕方や、顧客の行動原理や、リピーターの獲得の仕方、指示をしてくれるファンの定義、顧客満足度の正体など、ビジネスに役に立つ興味ある内容が書かれています。

元々、西野さんの事は、お笑い芸人という印象しかありませんでしたが、ビジネスについて洞察しているところは感心しました。

どこで知識を得たのか興味が出てきました。

絵やデザインにも関心があります。