江波戸哲夫「銀行支店長」を読みました
現在、テレビで、福山さん主演の「集団左遷」が放送されていますが、
先日のブログの中で、「集団左遷」江波戸哲夫の原作を読んだので、それについて書きました。
また、最近、本屋に行ったところ、同じく、江波戸さんの「銀行支店長」という本が並んでいるのを見つけました。
よく見ると、こちらの方が、今、福山さんが主演で放送されている「集団左遷」の番組と設定が似ているなと思い、買って読んでみました。
そうしたところ、テレビで放送されている「集団左遷」の設定は、実際は、原作の「銀行支店長」の銀行を舞台にした内容なんですね。
原作の「集団左遷」の方は、不動産会社の設定でした。
どちらも、組織の中で、上層部と対立しながら戦っていく営業管理職とその部下達という構図は変わらない様です。
更に、テレビの放送では、両方の原作をミックスして、少しずつ脚本を加えている感じですね。
前回の放送だと、銀行の融資で詐欺にあいそうになってギリギリ阻止できましたが、原作の方の「銀行支店長」では、完全に詐欺にあってしまい、犯人がファリピンに逃亡して、支店長が追いかけて行くような場面が出てきます。また、テレビでは、週刊誌の取材を受けて、リストラ暴露の記事が流されたシーンは、銀行で起こっていましたが、原作では、「集団左遷」の不動産会社の事だったりします。
要は2つの原作を掛け合わせて、面白い内容にしているのだと思います。
原作の2冊を読んだ後で、テレビを観ているので、次にどの様に展開するのか楽しんでいます。これも1つの楽しみ方かなと思っています。